今回はGREENMAXの車両にTOMIX製のボディマウントTNカプラーを取り付けてみたいと思います。TNカプラーへの換装の効果は連結面がリアルになるなどTOMIX車両への取り付けで解説しました。実はGREENMAX製の車両にも簡単に取り付けることができるようになっています。ここではその取り付け方を解説しつつGREENMAXの車両もよりリアルにしていきたいと思います。
ラインナップ
| 品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
| 0336 | 密連形TNカプラー（SP・黒・6個入） | ¥1,650 | TOMIX |
| 0337 | 密連形TNカプラー（SP・グレー・6個入） | ¥1,650 | TOMIX |
| 0374 | 密自連形TNカプラー（SP・黒・6個入） | ¥1,650 | TOMIX |
| 0375 | 密自連形TNカプラー（SP・グレー・6個入） | ¥1,650 | TOMIX |
| 7711 | 密連形TNカプラー(SP・黒・空気配管付・6個入) | ¥2,420 | TOMIX |
| 7712 | 密連形TNカプラー(SP・グレー・空気配管付・6個入) | ¥2,420 | TOMIX |
基本的には上記のいずれかで対応できます。実車を研究してどれが良いか選択してください。
交換方法
交換の前に注意してほしいこととしてこの加工を行うと元に戻すことは基本的にはできません。よく吟味をして個人の責任で加工をしてください。
交換を始める前に対応している製品の確認をします。床板を見てください。写真左は現在の床板で右は古い床板です。どちらもTNカプラーを取り付けることは可能なのですが古い床板の動力車には取り付けないでください。古いほうは取り付けることはできるのですが台車が干渉して走らせることができなくなります。見分け方としては車端部に黒いパーツがついている床板・動力は現在の製品です。これにTNカプラーを取り付けていきます。
今回は10050型アーバンパークラインに取り付けます。
車両に合わせて0337のグレーの密連型を用意します。
まずは車両からボディを取り外します。取り外しにくいので慎重に行ってください。次に台車を床板から外します。台車から伸びている集電シューが曲がらないように気を付けてください。もし曲がっちゃったらまっすぐに戻してください。
台車から車輪を外してカプラーポケットを切り落とします。なるべく根元に近いところを切り落とすのですが台車の車軸がはまる部分を折らないように気を付けてください。
床板にTNカプラーを取り付けます。車端部の黒いパーツに取り付けますがこの黒いパーツは外れやすいので気を付けます。もし取れちゃっても取り付けなおせば大丈夫です。
あとは台車を戻してボディをかぶせれば完成です。ボディに取り付けられている側面ガラスの爪が床板に合うようにしてください。これがあっていないとボディが膨らんでしまい後々元に戻らなくなる恐れも出てくるのでしっかりと確認してください。
動力車にも取り付けてみましょう。こちらもボディから取り外すのですが部品があちこち外れやすくなっているので注意してください。次に台車を外しますがモーターからのシャフトがついているのでなくさないように。
さらに台車の裏側のカプラーポケットのついている部品を取り外します。
カプラーポケットを切り落としますが2段階で行います。まずはカプラーポケットの先端部分を切り落とします。
次に部品の上部を切り落としますがこの際に爪の部分まで切り落とさないように気を付けてください。この部分がなくなると台車にこの部品がつかなくなります。
そうしたらこの部品を台車に戻してから動力に取り付けます。シャフトを台車に差し込んでからカチッとなるように押し込みます。TNカプラーを動力に取り付けるのを忘れずに。
ボディを戻して完成です。
ディテール
連結面を見てみましょう。リアルになりましたね。
連結させるとこんな感じです。連結面の間隔が狭くなりました。幌を取り付けるとさらに良いですね。
カーブではこんな感じです。写真はKATOのR282ですがぎりぎり曲がれるかなというところですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？GREENMAX製品は床板が一新され容易にTNカプラーが取り付けられるようになりました。TNカプラー自体は実車のようにリアルになるので室内灯ほどではないものの効果を得られますのでチャレンジしてみるのもよいと思います。ただ実際に交換してみて思ったことは部品がとても外れやすい。TNカプラー自体は黒いパーツに取り付けられるし外れにくくはなっているのですがこの黒いパーツ自体が外れやすい。また動力車に至ってはボディから外す際に床下機器が丸ごと外れそうになりました。この辺りをメーカー側で改善していただけると加工に慣れていない人にもお勧めできるのですが…。
関連事項
今回取り付けに使用した車両です。
以下の車両も同様の方法で取り付けができます。
