Nゲージ 車両

KATOのリニューアル211系に高崎線・宇都宮線仕様が登場!

211系3000番台

KATOから211系3000番台・1000番台の高崎線・宇都宮線仕様の製品化が発表されました。211系のリニューアル製品の発売が始まって以来、この車両の製品化を待っていた方も多かったのではないでしょうか。

高崎線・宇都宮線で活躍した211系といえば、湘南色の近郊型電車として長年親しまれてきた存在です。グリーン車を連結した編成や、E233系との世代交代を思い出す方もいるかもしれません。

今回は、そんなKATOの211系3000番台・1000番台について、製品仕様や見どころを見ていきたいと思います。

高崎線・宇都宮線で活躍した211系3000番台・1000番台

211系3000番台 グリーン車あり
出典:写真AC

211系3000番台・1000番台は、211系0番台・2000番台をベースに、115系の置き換えを目的として登場した寒冷地仕様の車両です。半自動ドアや耐寒・耐雪装備を備えているのが特徴で、3000番台はロングシート、1000番台はセミクロスシートとなっています。また、国鉄時代からJR初頭にかけて製造されたため、製造時期による細かな仕様差も存在します。

登場当初はすべて5両編成で、高崎線・宇都宮線では2編成を連結した10両編成や、さらに増結した15両編成で活躍しました。

その後、2004年から始まった東海道線113系の置き換えに伴い、余剰となったグリーン車を組み込んで高崎線・宇都宮線でもグリーン車サービスを開始。一部編成は3両編成化され、3両+グリーン車2両+5両という特徴的な10両編成へと変化しました。グリーン車を先頭車で挟む独特の編成は、とてもユニークなものとなりました。

2012年以降はE233系3000番台への置き換えが進み、高崎線・宇都宮線からは撤退。現在は短編成化のうえ、両毛線・上越線・吾妻線や長野地区で活躍を続けています。

KATOの211系リニューアル製品と旧製品

KATOの211系リニューアル製品は、東海道線で活躍した0番台・2000番台からスタートしました。その後、JR東海の5000番台、長野色の0番台・3000番台と展開され、いずれも注目を集めました。特に長野色は発売後すぐに市場から姿を消すほど人気が高かった印象です。

さらに短命に終わった房総色3000番台を挟み、今回ついに高崎線・宇都宮線仕様の1000番台・3000番台が製品化されることになりました。近年はTOMIXからこの形態の211系が長らく生産されていなかったこともあり、注目している方も多いのではないでしょうか。

一方、リニューアル前のKATO製211系3000番台では、長野色と高崎線・宇都宮線仕様が発売されていました。高崎線・宇都宮線仕様はグリーン車組み込み前の時代がプロトタイプとなっており、5両の基本セットと増結セットで10両・15両編成を再現する構成でした。

また、旧製品は国鉄時代に製造された編成をプロトタイプとしているため、車端部幕板のビードがなく、乗務員室扉下部の増設ステップも省略された形態となっています。

旧製品については、別記事で詳しく紹介したいと思いますのでお待ちください。

今回製品化される211系の特徴

品番品名価格
10-1853211系3000番台(高崎線・東北本線) 5両基本セット予¥21,120
10-1854211系3000番台(高崎線・東北本線) 5両増結セット予¥18,700
10-1855211系1000番台(高崎線・東北本線) 5両付属編成セット予¥21,120

今回製品化される211系3000番台は高崎車両センター所属のC8編成、1000番台はB2編成がプロトタイプとなっています。

3000番台のC8編成は、旧A22編成・旧A29編成とグリーン車を組み合わせた編成です。国鉄時代製造車とJR化後製造車が混在しているため、車端部幕板のビードや前面ライト形状、床下機器などに形態差が存在するのが特徴となっています。また、グリーン車は2階建てのサロ213と平屋のサロ210を組み合わせた編成となっています。

一方、1000番台のB2編成は国鉄時代に製造された編成で、外観はA22編成に近い仕様です。ただし、3000番台とは異なり、車内はセミクロスシートとなっています。

共通仕様として、PS33形シングルアームパンタグラフと原形スカートを装備。さらに交換用の強化形スカートも付属しており、時代に応じた姿を楽しめます。ただし、ひし形パンタグラフは別途用意する必要があるため、とくにグリーン車組み込み前の時代を再現したい方は注意したいポイントです。

また、今回の製品ではグリーン車組み込み後の編成を再現できますが、グリーン車なし時代を再現するには少し工夫が必要になります。メーカーからは、グリーン車を分売予定のサハ211-3000へ差し替える方法が案内されています。

一方で、個人的には3000番台基本セットを2セット用意する方法も面白いのではないかと感じています。10両編成を1モーターで走行させる場合、ややパワー不足に感じることがあるためです。ただし、基本セットと増結セットでは収録車両の仕様が異なるため、どちらを優先するかは好みによる部分もありそうです。

さらに1000番台を組み合わせれば、実車同様にバリエーション豊かな編成を楽しめるのも魅力ではないでしょうか。

上野口の211系を模型で楽しもう

いかがでしたでしょうか?

房総色の211系が発表された際は、「こちらより先に製品化されるのか」と驚いた方もいたかもしれません。しかし、間を空けずに今回の高崎線・宇都宮線仕様も発表されたことを考えると、最初からあわせて企画されていたのかもしれませんね。

個人的には、通勤・通学で見慣れていたグリーン車なし時代の印象が強く、どの編成で楽しむか悩ましい部分もあります。それでも、今回の製品化によって高崎線・宇都宮線の一時代をしっかり再現できるようになったのは、とてもうれしいところです。

皆さんはどの時代の211系を再現しますか?
115系とともに活躍していた頃でしょうか。それともE231系が登場したグリーン車なし時代でしょうか。あるいはE233系3000番台と共演していた末期の姿も楽しそうですね。

ぜひ、お好みの時代設定で211系を楽しんでみてください。

それでは、皆さまも素敵な模型ライフをお楽しみください。

-Nゲージ, 車両
-, ,