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KATO 381系100番台「くろしお」を解説!やくも増結で活躍した実車運用も模型で再現

日本初の振り子特急として活躍した381系。紀勢本線を中心に活躍した381系100番台は、多客期には「やくも」に増結用として貸し出され、実際に併結運転が行われていました。KATOのNゲージ模型では、そんな実車の共演を忠実に再現可能です。本記事では、KATO 381系100番台「くろしお」の実車エピソードから模型の魅力、やくもとの併結再現方法まで、詳しく解説します。381系シリーズをより深く楽しむための参考にぜひご覧ください。

KATO 381系100番台くろしお

非貫通の丸みを帯びた前面が特徴!381系100番台の実車とやくも運用

381系は1973年に登場した日本初の自然振子式特急電車で、中央西線や紀勢本線、伯備線など曲線区間の多い路線で高速化を実現しました。この形式はカーブ通過時の負担を減らし、乗り心地を良くするために車体を軽量なアルミニウム合金で製造されました。1976年に登場した100番台は貫通扉のない非貫通形先頭部になり、よりスマートな前面デザインが特徴です。

くろしおには1978年に導入されました。さらに、381系は多客期に「やくも」への増結用としても活躍。100番台を含むくろしお用381系が伯備線に貸し出され、単独での運転や「やくも」と併結して運転されました。模型ではこの実車の運用も再現可能で、381系ファンにとっては見逃せない組み合わせとなっています。

KATO 381系100番台「くろしお」の製品ラインナップとやくも混成編成の楽しみ方

品番品名価格メーカー
10-1868381系100番台「くろしお」6両基本セット¥23,650KATO
10-1869381系100番台「くろしお」3両増結セット¥7,920KATO

KATOの381系100番台「くろしお」は、JRになった直後が再現されており基本セットと増結セットで9両編成になります。閑散期はモハユニットを抜いた7両編成でも運転されました。

381系 編成表

実車では多客期に「やくも」の増結用として使用されたことがあり、模型でもKATOの「スーパーやくも」(紫塗装)「リニューアルやくも」(緑塗装)と組み合わせることで、実際に見られた混色編成を再現できます。100番台くろしおの特急色と、やくも側の紫・緑の車体が連なる姿は、模型ならではの魅力ある再現ポイントです。

振り子機能も再現!KATO 381系100番台「くろしお」の模型ディテールを紹介

クハ381です。実車の特徴である滑らかなアルミ合金車体や非貫通の丸みを帯びた先頭形状を忠実に再現しています。車体裾の絞り込みや窓配置、JRマークや愛称幕もしっかり表現されています。JR化後がプロトタイプなのでJR無線アンテナも設置されています。

ヘッドライト・テールライト・愛称幕が点灯します。愛称幕は切り替えができ「くろしお」「やくも」「きのさき」「こうのとり」が収録されています。

モハ381

モハ381です。空調装置が床下についているので屋根上はすっきりしています。

モハ380です。パンタグラフが2基ついています。

サロ381です。グリーン車マークがきれいに印刷されています。

381系 振り子機構

カーブで車体を傾ける振り子機構が再現されています。

381系 やくもとの併結

他の381系やくもと連結をすることができますがカプラーの交換が必要になります。

室内灯とグレードアップシールでさらにリアルに!381系100番台のオプション紹介

KATO 381系100番台「くろしお」は、オプションパーツの追加でさらにリアルな仕上がりが楽しめます。

品番品名価格メーカー
11-211LED室内灯クリア¥792KATO
11-212LED室内灯クリア 6両分入¥3,960KATO
28-184381系100番台 グレードアップシール&トレインマークセット (ホビーセンターカトー製品)¥2,420KATO

室内灯はKATO純正のLED室内灯クリアに対応しており、取り付け方法は以下のリンクで詳しく解説しています。

また、ホビーセンターカトーからは「381系100番台 グレードアップシール&トレインマークセット(品番28-184)」が発売されており、多彩な列車名や行先表示が収録されています。トレインマークは「はんわライナー」「やまとじライナー」「まほろば」「しなの(イラスト)」を収録。さらに、側面行先表示・号車番号・特急サボ・グリーン車マークなども収録されており、より細かな実車再現が可能になります。

くろしおをもっと楽しむ!381系100番台と並べたいおすすめ車両たち

381系100番台「くろしお」は、他の多くの阪和線・紀勢本線を走る車両と並べて楽しむことで、よりリアルな情景が広がります。

以下に阪和線・紀勢本線の特急・普通列車との組み合わせを提示します。

【特急列車】

  • 381系「スーパーくろしお」(KATO/TOMIX)
  • 283系「オーシャンアロー」(KATO/マイクロエース)
  • 287系「くろしお」(KATO/TOMIX)
  • 281系「はるか」(KATO/TOMIX)
381系スーパーくろしお
写真AC掲載中

【普通列車・快速列車】

  • 223系(0番台・2500番台)(KATO/TOMIX/マイクロエース)
  • 113系 阪和色(TOMIX)
  • 103系 阪和色(KATO/GREENMAX)
  • 205系1000番台 阪和色(マイクロエース)
205系1000番台 かつては阪和線で活躍
かつては阪和線で活躍した205系1000番台 写真AC掲載中

振り子特急381系100番台「くろしお」を模型で楽しもう

KATO 381系100番台「くろしお」は、実車の特徴である非貫通の丸みを帯びた先頭形状や、スマートな側面デザイン、振り子式特急らしいシルエットを忠実に再現したNゲージモデルです。基本・増結セットを組み合わせればフル編成も再現でき、ヘッドライト・テールライトの点灯や室内灯の追加で、より実感的な走行シーンが楽しめます。

また、多客期には「やくも」への増結運用として活躍した実車のエピソードもあり、模型でも他の381系シリーズと組み合わせた運転が可能です。さらに、紀勢本線・阪和線を中心に走った他形式の特急・普通列車と並べることで、沿線のリアルな情景を再現する楽しみも広がります。

実車運用の再現はもちろん、コレクションやレイアウトでも活躍する381系100番台「くろしお」。381系シリーズを集める方にもおすすめの1編成です。

381系 3種並び

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