今日は787系アラウンド・ザ・九州の4両セットを中心に紹介したいと思います。

787系アラウンド・ザ・九州とは
787系は1992年に登場、特急つばめや有明として運行を始めました。1999年には新造の先頭車と既存の中間車を組み合わせた有明用の4両編成が登場しました。2011年の九州新幹線全線開業時にリレーつばめからは撤退、このころから現在のアラウンド・ザ・九州の塗装に変更され現在に至ります。現在、4両編成は主ににちりん・ひゅうが・きりしまや一部の普通列車で運行しています。
ラインナップ
品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
10-1540 | 787系 <アラウンド・ザ・九州> 7両セット | ¥23,980 | KATO |
10-1541 | 787系<アラウンド・ザ・九州> 4両セット | ¥18,150 | KATO |
4245-3 | サハ787-100 <アラウンド・ザ・九州> | ¥2,420 | KATO |
10-015 | Nゲージ スターターセット 787系<アラウンド・ザ・九州> | ¥29,150 | KATO |
7両を基本に1両減車の6両や増結の8両で運行していましたが2023年の長崎新幹線の開業を機に6両と8両での運行になったようです。再現するには7両セットから1両外すか単品のサハ787を追加する必要があります。4両セットは現在もそのままで再現できます。4両セットはスターターセットも設定されています。
ディテール
それでは模型を見てみましょう。


なんといってもクロハ786が製品化されたのがうれしいですね。普通車とグリーン車が半々なので窓配置が特徴的です。

クハ787も今回、初めて製品化されています。こちらはクロハ786と同時期に新造された車両になります。すべて普通車でトイレもないため窓がいっぱい並んでます。


ライトはこんな感じです。最初の製品化時にはなかった手すりはリレーつばめのときに追加されました。

そして今回の目玉ともいうべき点は付属の連結器とスカートに交換すると先頭車同士が連結できるようになったところです。これにより様々な編成が再現できるようになりました。

モハ787です。パンタグラフのない中間車です。この車両とモハ786はもともと7両編成を9両編成にするための増結用の車両でこれらを活用して4両編成は誕生しました。

モハ786です。パンタグラフ付きの中間車です。大きなアラウンド・ザ・九州がきれいに印刷されています。

パンタグラフは下枠交差式です。交流用の電車は屋根上の機器が多いのでスペース確保のためにこのパンタグラフになったのでしょうかね?この辺りはガイシに色差しをするとぐっとかっこよくなりそうです。機会があれば実践してみたいと思います。

古い製品なので連結器(カプラー)は台車についています。後年にトイレタンクのパーツが取り付けられ、アップデートされました。

付属品は屋根上のアンテナ類、先頭車の手すり、先頭車連結用のカプラーとスカート、ライトのオンオフを行うためのドライバーです。

ステッカーも付属しています。現在の運行に合わせたものが収録されています。
編成

登場時は7両編成とそれに2両増結しての9両編成が想定されていた787系も増結用の2両を4両編成化することで7両編成(一部6両編成)と4両編成に集約されました。このセットもそれを考慮されて構成されています。以前は7両編成での運転が多かったようですが長崎新幹線開業後は6両と8両に組み替えられているようです。4両編成は九州新幹線鹿児島ルート開業後はワンマン化が進み現在は南九州での運用が多くなっています。先頭車連結を生かすと6両+6両のきらめき(現在は運行していない)や4両+4両の代走ソニックあたりになると思います。
オプションパーツ
品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
11-211 | LED室内灯クリア | ¥792 | KATO |
11-212 | LED室内灯クリア 6両分入 | ¥3,960 | KATO |
室内灯を取り付けることができます。
まとめ

787系は登場時から製品化されていますが長年9両・7両の編成が実車に合わせた仕様で製品化されていましたが4両は今回初の製品化でとても熱いものを感じます。さらには先頭車同士の連結もできるようになって様々な編成が再現できるようになりました。今回はアラウンド・ザ・九州の仕様で製品化されましたが有明塗装の製品化も期待して待っていたいと思います。