今日は東武の汎用特急500系リバティを紹介したいと思います。

東武鉄道500系特急リバティとは
東武500系は2016年に登場した特急列車です。3両編成の車両を分割併合して自由度の高い編成で多線区を走る姿からRevaty(リバティ)という造語の愛称がつけられています。その運用はリバティの愛称にたがわず朝夕の通勤ライナー(スカイツリーライナー)から日光・鬼怒川・会津方面から伊勢崎方面の特急(リバティけごん・リバティきぬ・リバティりょうもう)、夜行列車(尾瀬夜行・スノーパル)など様々な運用をこなしています。2024年のダイヤ改正までは私の地元である東武アーバンパークライン(東武野田線)でもアーバンパークライナーとして運行されていましたが残念ながら春日部駅の高架化工事のため運転を終了しています。


ラインナップ
品番 | 品名 | 価格 |
98427 | 東武500系リバティ基本セット | ¥14,520 |
98428 | 東武500系リバティ増結セット | ¥12,320 |
3両で楽しみたい場合は基本セット、2本つなげた6両編成にしたい場合はさらに増結セットを追加することで再現できます。基本セットを追加することでも6両編成を組むことができますが後述する前面貫通扉が開いているパーツが基本セットには付属していないので注意が必要です。また当初は限定で6両セットも発売されていましたが現在では入手困難なようなのですが手元にあるのはこの限定セットなので今回はこれを使って紹介をしていきたいと思います。
ディテール
それでは実際に模型を見てみましょう。


モハ500-1です。浅草側の先頭車です。野田線においては柏行きで先頭に立ちます。パンタグラフが付いています。

ヘッドライト、テールライトは粒々していますが模型でもうまく再現されています。併結したときに通路をつなぐため大きな扉がついているのが特徴的ですね。

この製品では併結したときに扉が開いた状態になるようにできるパーツが付属しています。実際にこの状態で連結するとかっこいいですね。このパーツは基本セットには付属していないので注意が必要です。

浅草からのアーバンパークライナーは柏行きと大宮行きが併結されていて春日部駅でそれぞれの方面に分割されて運用されています。このように別々の行先の車両を併結して途中駅で分割してそれぞれの行先に向かう運用はリバティの特徴の一つになっています。


サハ500-2です。ロゴがきれいに印刷されています。基本セットにおいては動力車となっています。

モハ500-3です。東武日光・鬼怒川温泉・伊勢崎側の先頭車です。野田線では大宮方面行きで先頭に立ちます。こちらもパンタグラフが付いています。

今回紹介している6両限定セットは連結器がボディマウントTNカプラーが標準装備となっています。通常品はアーノルドカプラーになっているので注意が必要です。
編成

3両編成が基本となっている。多くの運用では3+3の6両編成で運用され途中で切り離してそれぞれ別の行先に向かう運用も存在する。
オプションパーツ
品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
0734 | 室内照明ユニットLC(電球色LED) | ¥968 | TOMIX |
0738 | 室内照明ユニットLCセット(電球色LED・6本入) | ¥5,500 | TOMIX |
0337 | 密連形TNカプラー(SP・グレー・6個入) | ¥1,650 | TOMIX |
オプションパーツは上記の表のとおりで室内灯とボディマウントTNカプラーになります。取り付けは下記のリンクを参照してください。
まとめ

運用の範囲が広く東急や東京メトロの車両とも並走するリバティは東武線ファンの模型シーンにマッチするでしょう。個人的には地元野田線を走っていたアーバンパークライナーとして行先表示を設定したいと思っています。製品化されたことはもちろんのことTOMIXから素晴らしいクオリティで発売されたことに感動すら覚えます。TOMIXからは100系スペーシアから始まり今回の500系リバティ、そしてN100系スペーシアXと続く東武特急の系譜が続々と製品化されているので注目していきたいですね。