鉄道には欠かせない施設、プラットホームの解説をしたいと思います。今回は対向式ホームを取り上げたいと思います。
対向式ホームとは
ホームの片面が線路に接しているプラットホームのことを単式ホームといいます。この製品ではこの単式ホームを向かい合わせに使うことを想定しているのか、対向式ホームの製品名で販売されています。
ラインナップ
品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
23-177 | 対向式ホームセット | ¥3,300 | KATO |
23-178 | 対向式ホームA | ¥1,650 | KATO |
23-179 | 対向式ホームB | ¥1,650 | KATO |
23-180 | 対向式ホームエンド | ¥1,100 | KATO |
昔からある製品ですが最近セット構成の見直しがありこのようなラインナップになっています。23-177対向式ホームセットは他の3製品が1つずつ入っているセットになります。
ディテール

対向式ホームはホームと壁と屋根で構成されています。

対向式ホームAは何もないホームになっています。このホームには売店が設置されていますが外して場所を変えることもできます。


対向式ホームBは階段がついています。ホームを向かい合わせで使うときは行き来ができる連絡通路として活用できますね。

屋根には吊り下げ式の駅名標や時刻表あるいは路線図の土台があります。ここにステッカーを張ると看板が完成しますね。屋根裏の梁もしっかりモールドされています。番線表示の吊り下げ式看板やレピーター、時計、スピーカーも設置できるようになっています。

床には穴が開いていてここにホームの設備(事務所、売店、ベンチなど)を取り付けることができます。使わない穴はステッカーで目隠しができるようになっています。

屋根はふた式になっていてこれを外して別売りのこ線橋を設置することができます。

対向式ホームエンドは左右一個ずつ、柵や駅名標をつけることができます。

対向式ホームはジョイントでワンタッチに接続ができるようになっています。

付属のアクセサリーは3種類、ベンチや灰皿などのホームに取り付けるものとスピーカーや番線表示、レピーターなどの屋根に取り付けるものが収録されています。灰皿は時代を感じますね。残りの2つはホームエンド用で柵と街頭、駅名標になっています。

あと駅事務室と売店が入っています。

ステッカーも付属しています。近年のリニューアルでステッカーも新しくなっています。看板やホームの表示、穴の目隠しなどが収録されています。
使用例

まずはシンプルに単線線路に設置、スターターセットにピッタリですね。

次に複線線路に向い合せに設置、これは複線線路や複線プレートにピッタリです。

ホームエンドの代わりに地上駅舎を取り付けることができます。

さらに島式ホームと組み合わせて設置、一方の線路にポイントを配置して待避線を作る場合などはこの配置がいいと思います。

最後に対向式ホームと島式ホームは幅が同じにできていてお互いに取り付けることができます。例えば池袋駅の湘南新宿ラインのホームみたいに両数の違いで車両の止まらない部分は壁にしたいという使い方で対向式ホームを使うことも。
まとめ

いかがでしたでしょうか?シンプルながらも必要なものはそろっていて使いやすいホームだと思います。価格も他のホームに比べてリーズナブルなのでスターターセットのお供にはぴったり。ただ、例えばこ線橋を使いたいとか地上駅舎を使いたいとなると対向式ホームセットだと使わない(こ線橋だと階段付きホームは使いにくい)ホームが出てしまうので購入の組み合わせに少し検討の余地がありそうです。いくつか使用例も出しましたがこれは線路の配線などによって大きく変わってしまうのでいろいろ研究してあなたの好きな駅を組み合わせて作ってみてください。