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東武のフラッグシップ特急!TOMIX の東武100系スペーシアを楽しむ

TOMIX 東武100系スペーシア

東武の特急列車といえば、スペーシアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。浅草と日光・鬼怒川方面を結ぶ観光特急として長年活躍してきた、東武鉄道を代表する車両です。

今回は、そんなスペーシアを模型で楽しめるTOMIXの東武100系スペーシアをご紹介します。実車の登場から比較的早い段階で製品化された本形式ですが、仕様を現行製品に合わせて変更しながら現在まで製品化が続いています。

本記事では、実車の特徴を振り返りつつ、模型のディテールや魅力について見ていきます。

東武100系スペーシアとは

東武100系スペーシア

東武100系電車は、1990年に登場した東武鉄道の特急形車両で、「スペーシア」の愛称で親しまれています。老朽化した1720系「デラックスロマンスカー」の後継として登場し、浅草〜日光・鬼怒川方面を結ぶ観光特急のフラッグシップとして活躍してきました。

車体は東武初となるアルミ合金製を採用し、軽量化と静粛性の向上を実現。さらに有料特急用車両としては日本で初めてVVVFインバータ制御を採用するなど、当時としては先進的な技術が盛り込まれています。

車内は観光特急らしく快適性を重視した設計となっており、回転式リクライニングシートに加えて、ビュッフェや個室といった設備も備えています。特に6号車に設けられた個室は、ホテルのような空間を意識したつくりで、スペーシアの大きな特徴のひとつです。

また、JR線直通特急「日光」「きぬがわ」として新宿方面への乗り入れにも対応しており、東武線だけでなくJR線内でも活躍しています。

登場後はリニューアルや塗装変更が行われ、「雅」「粋」といったカラーバリエーションも登場しました。近年では後継となるN100系「スペーシアX」の登場により置き換えが進んでいますが、現在も東武を代表する特急車両として活躍を続けています。

カラーバリエーションとラインナップ・編成

東武100系スペーシアは東武6050系電車に倣ったジャスミンホワイトを基調に、パープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジの帯を巻いた塗装となっています。現在も多くの編成がこの塗装となっていますがカラーバリエーションも存在します。ここではそれらを紹介します。

2011年ごろ、リニューアルにより塗装変更が行われ、「雅」「粋」「サニーコーラルオレンジ」の3種類が登場しましたが、現在は特別塗装と廃車された編成をのぞいて登場時のカラーへと戻されています。

また特別塗装も存在しており、日光東照宮四百年式年大祭を記念した「日光詣スペーシア」や、東武1720系電車(DRC)をイメージしたカラー、栃木県のいちごをPRした「いちごスペーシア」など、バリエーション展開が見られます。

これらのカラーバリエーションは模型でも製品化されていますが、現在では生産終了となっているものも多く、入手しにくい製品がある点には注意が必要です。

品番品名価格
98879東武100系スペーシア(いちごスペーシア)セット¥25,740
98804東武100系スペーシア(登場時カラー)セット¥20,900
98805東武100系スペーシア(DRCカラー)セット¥20,900
98759東武100系スペーシア(雅カラー)セット¥20,900
98760東武100系スペーシア(粋カラー)セット¥20,900
98630東武100系スペーシア(サニーコーラルオレンジカラー・日光詣エンブレム)¥20,680
98617東武100系スペーシア(日光詣スペーシア・新エンブレム)セット¥20,680
東武100系スペーシア 編成表

編成は6両固定編成となっており、いずれの製品も基本的に6両セットで実車通りの編成を再現することができます。

各車両のディテールをチェック

ではディテールを見ていきましょう。今回、解説に使用する模型は旧製品のため、現行品とは異なる部分がありますが、その点も踏まえてご紹介します。

モハ100-1

まずはモハ100-1です。6号車で浅草寄りの先頭車となります。新幹線のような流線形の丸みを帯びた先頭形状がしっかり再現されており、スペーシアらしい特徴的なデザインを楽しむことができます。クーラーも先頭形状に収まるよう設計されており、一体感のある仕上がりとなっています。

モハ100-1_シート

6号車は個室車となっており、車内も個室の区画が再現されています。スペーシアの大きな特徴のひとつである個室を模型でも楽しめる点は魅力的です。

東武100系スペーシア_ヘッドライト・テールライト

ヘッドライト・テールライトは、旧製品のため麦球が採用されておりやや暗めの点灯となっていますが、現行製品ではLED化されています。

続いてモハ100-2です。5号車で、パンタグラフを搭載しています。座席は青色で成形されており、この仕様は1号車から5号車まで共通となっています。

モハ100-3

モハ100-3は4号車で、模型では動力車となっています。

モハ100-4は3号車で、こちらもパンタグラフを搭載しています。実車ではサービスカウンターとビュッフェが設置されている車両で、模型でもその配置が再現されています。なお旧製品では他車と同じ青色成形ですが、現行製品ではサービスカウンター部分がアイボリーで塗り分けられており、より実感的な仕上がりとなっています。

モハ100-5

モハ100-5は2号車で、3両目のパンタグラフ搭載車となります。

モハ100-6

最後にモハ100-6です。東武日光・鬼怒川温泉方の先頭車です。

東武100系スペーシア_台車

台車についても、スペーシア特有の形状がしっかり再現されています。

オプションパーツ

TOMIXの東武100系スペーシアは、室内灯に対応しています。

東武100系スペーシア_室内灯
品番品名価格メーカー
0733室内照明ユニットLC(白色LED)¥968TOMIX
0737室内照明ユニットLCセット(白色LED・6本入)¥5,500TOMIX

対応する室内灯は「室内照明ユニットLC(白色LED)」です。取り付けることで夜間走行の雰囲気を楽しめるほか、スペーシアの特徴でもある室内の様子もよりはっきりと確認できるようになります。

取り付け方法については、以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

また、純正品以外の選択肢として、ポポンデッタ製の室内灯もお勧めです。
明るさが安定しており、編成全体の見栄えを整えやすいのが特徴です。
取り付け方法や明るさについては、別記事で詳しく紹介していますので、気になる方はそちらをご覧ください。

最後に、本製品はボディマウントTNカプラーには対応していません。交換を検討されている場合は、この点にご留意ください。

東武鉄道の特急列車

今回は、東武鉄道の特急列車についてピックアップしてみたいと思います。

東武1720系DRC
岩槻城址公園に保存されている1720系先頭車

1720系は「デラックスロマンスカー(DRC)」の愛称で知られる車両です。1960年に登場し、東武日光・鬼怒川方面のフラッグシップ特急として活躍しました。
特徴的なボンネット形状やロイヤルマルーンとロイヤルベージュの塗装が特徴で、車内にはビュッフェなども設置されていました。1990年に100系スペーシアが登場すると置き換えが進み、1720系自体は車両更新が行われ200系「りょうもう」へと姿を変えています。

東武200系

東武200系「りょうもう」は、100系スペーシアと同時期に登場した特急車両です。従来の1800系を置き換える形で登場し、赤城・伊勢崎方面への特急「りょうもう」として活躍しています。
車体はスペーシアと共通イメージを持ちながらも、シャープな前面形状が特徴です。ジャスミンホワイトを基調にローズレッドの帯を配したカラーリングも印象的ですね。
また200系には、先代の1720系DRCの機器を流用した200型と、新製機器を搭載した250型が存在します。近年では1800系リバイバルカラーや「カルピスEXPRESS」など特別塗装も登場し話題となりました。

東武350系・1800系
出典:写真AC

東武1800系は1969年に急行「りょうもう」用として登場した車両で、大きな前面ガラスを持つ独特のスタイルやクロスシート車ならではの設備が特徴でした。後年には一部車両が300系・350系へ改造され、特急「きりふり」「ゆのさと」「しもつけ」などで活躍。急行形から特急形へ姿を変えながら、長年にわたり東武鉄道の優等列車を支え続けた系列です。

東武500系リバティ

東武500系「リバティ」は、2017年に登場した東武鉄道の特急形車両です。日光・鬼怒川方面や会津方面、伊勢崎線方面など幅広い路線で活躍しており、分割・併合に対応した3両編成が特徴となっています。
流線形の先頭形状やシャンパンベージュを基調としたカラーリングを採用し、車内にはコンセントやWi-Fiなども装備されています。現在は「リバティけごん」「リバティ会津」などを中心に活躍しています。

東武N100系スペーシアX

東武100系スペーシアの後継として登場したのがN100系「スペーシア X」です。2023年に営業運転を開始し、浅草〜東武日光・鬼怒川温泉間で活躍しています。
白を基調とした上質なデザインや、多彩な座席構成が特徴で、コックピットラウンジや個室など従来の東武特急とは異なる設備も話題となりました。現在は東武を代表する最新フラッグシップ特急として活躍しています。

東武634型スカイツリートレイン

東武634型「スカイツリートレイン」は、6050系を改造して登場した観光列車です。2012年にデビューし、東京スカイツリーをイメージしたデザインや展望性の高い車内が特徴となっています。
車体には青空や朝焼けをイメージしたカラーリングが採用され、車内には展望席やイベントスペースも設置されています。近年は定期運用を終了しましたが、臨時列車や団体列車として現在も活躍しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

東武のフラッグシップ特急として登場した100系「スペーシア」は、先進的な設備や快適な車内空間を備え、現在も東武特急を代表する存在として活躍しています。現在はN100系「スペーシア X」が登場したものの、その存在感は今なお色あせていません。

模型でも実車登場後まもなく製品化され、長年にわたって親しまれているロングセラー商品となっています。カラーリング違いも展開されており、その人気の高さがうかがえます。

東武鉄道はもちろん、JR線にも直通する東武100系。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

それでは、皆さまも素敵な模型ライフをお楽しみください。

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