少数派のスカイブルー～205系京浜東北線（TOMIX）

今日は205系京浜東北線を紹介したいと思います。京浜東北線は以前、浦和に住んでいたこともあって思い入れがあり209系投入の過渡期は103系・205系・209系に901系3種と走っていてとてもわくわくしていたのを覚えています。その中にあって205系は本数が少なかったのでその存在を知らない人も多くいるのが残念ですがこの製品を通じて知られるといいなと思います。

205系とは

205系とは1985年に登場したステンレス車体の車両です。国鉄末期からJR東日本・西日本時代にかけて製造されました。ステンレス車体にラインカラーを纏うことで山手線をはじめ多くの線区に投入されました。近年は数を多く減らし南武支線、仙石線、奈良線でみられるのみとなっています。また譲渡も行われ富士急行線やインドネシアでは現在もその活躍を見ることができます。

京浜東北線では1989年から運用を開始しましたが最大でも6本の配置にとどまり、1996年までにすべての編成が多線区に転属していきました。

ラインナップ

このセットで京浜東北線の10両編成を再現できます。

ディテール

実際に模型を見てみましょう。

クハ205です。大宮方の先頭車です。反対の先頭車のクハ204とはボディ、床板ともに作り分けがなされています。

前面はこんな感じです。とてもかっこいいですね。ライトのヒンジや連結器周りの配管やステップも再現されています。最近の製品は屋根上の信号炎管やアンテナなどが取り付けてあるのでいいですね。ステンレスの表現は2色の銀色になっています。TOMIXの205系では初のドア窓が拡大された編成になります。なお京浜東北線時代はスカートが取り付けられていません。

屋根上のベンチレーターは別パーツです。一体だと前後の表現がのっぺらぼうだったのでこれはうれしいですね。

モハ205です。パンタグラフ付きの中間車でモハ204とユニットを組みます。9・6・3号車に連結されています。

モハ204です。この製品では8号車のモハ204に動力が入っています。8・5・2号車に連結されています。

5号車に連結されるモハ204はMGが搭載されていませんがその床板も再現されています。サハ205みたいに床下がスカスカです。

サハ205です。付随車なので床下もスカスカです。

付属品は行先表示とジャンパー栓、表記インレタです。

床下機器を取り外すと何やら説明書にもない隠しパーツが…これはまた別の機会に触れたいと思います。

編成

オプションパーツ

オプションパーツは上記の表のとおりで室内灯とボディマウントTNカプラーになります。取り付けは下記のリンクを参照してください。

まとめ

長年KATOの牙城だった205系がTOMIXから出ると聞いてわくわくでしたが最近の仕様の製品だけあって素晴らしい出来です。第1弾製品だった山手線を購入しなかったのが悔やまれます。いずれはKATO製品と比較をしてみたいと思います（その前にKATO製品はリニューアルしないかな？211系もリニューアルしたし…）。今後も各線区の205系が製品化されると思われるので今後も期待したいです。