今日は381系やくも(リニューアル編成)を紹介していきたいと思います。

381系とは
381系は1973年に登場、1982年に伯備線の特急やくもに投入されました。1997年にスーパーやくもに準じたグレートアップ工事が実施され、その際に緑色を基調とした塗装に改められています。後年はスーパーやくも用車両と運用が統一され紫基調の同車両との混色もしばしばみられました。2007年からさらにリニューアルがおこなわれゆったりやくもが登場、2011年にはすべての編成がゆったりやくもになり緑色のやくもは姿を消しました。やはり381系最大の特徴は車体を傾けて走る振り子機構でカーブを高速で駆け抜けます。

ラインナップ
品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
10-1777 | 381系 「やくも」 (リニューアル編成) 6両基本セット | ¥20,900 | KATO |
10-1778 | 381系 「やくも」 (リニューアル編成) 3両増結セット | ¥8,250 | KATO |
やくもは編成のパターンが多く上記の2セットだけではすべてを網羅することはできませんので注意が必要です。詳しくは編成の欄で解説します。増結セットのクモハ381にはライトユニットが入っていないので中間車として活用します。
ディテール
それでは実際に模型を見てみましょう。

クハ381です。貫通扉がないので基本的には先頭に連結されます。381系は振り子機構のために低重心化が図られているため冷房装置が床下についています。そのため屋根上はすっきりしています。


ヘッドマークはやくも・スーパーやくも・通勤ライナーの3種です。

クモハ381です。モハ381からの改造車で貫通扉のついた運転台が特徴です。

ヘッドマークは同じく3種類ですが幕の幅が狭いのでヘッドマークも狭くなっています。なお増結セットのクモハ381はライトユニットがなく、ヘッドマークは白幕になっていて、運転台側の連結器は連結ができるカプラーになっています。基本セットのクモハ381にはライトのオンオフスイッチが付いており、付属の増結用連結器に交換すれば増結セット同様に運転台側も連結できるようになります。

ロゴマークはきれいに印刷されています。



モハ381とモハ380です。モハ380にはパンタグラフが付いています。パンタグラフのシューが1本なのがJR西日本の車両の特徴になっています。モハ380はモハ381かクモハ381とユニットを組んでいます。


サロ381です。グリーン車はリニューアル時に3列シートに改装されました。グリーンマークもきれいに印刷されています。

台車です。先頭車の運転台側の台車にはスノープラウが付いています。

381系の特徴である振り子機構もこれまでの製品同様、再現されています。

クモハ381の運転台側を中間車に連結させるとこんな感じです。


付属品はヘッドマークを変更するためのドライバーと交換用の連結器です。ステッカーも付属しています。
編成

やくもは基本的には6両編成で運転されますが閑散期は減車され4両あるいはグリーン車も外されての3両、多客期は6両に3両増結して9両で運転されます。増結セットのクモハ381はライトユニットが付いていないので編成の中間に来るように組み込みます。上記の9両編成のうちクモハ381が1両しかいないパターンを作る場合はモハ381をASSYパーツなどで調達する必要があります。またこの時期は紫色のスーパーやくも編成や日根野電車区のくろしお用の国鉄色編成を借り入れての運用もありこの緑色との混色編成も見られたようです。
まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の381系もこれまでと同様に振り子機構の再現も含めてしっかり作られています。また、この時代のやくもはスーパーやくも編成との混色も多く日根野電車区の国鉄色編成の増結もあったりしてバラエティに富んでいます。いずれの製品もKATOから製品化されているので興味があればぜひ集めて遊んでみてください。