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東急9000系の魅力をGREENMAX模型で再現!引退前に振り返る名車の軌跡

GREENMAX 東急9000系

東急9000系は、東急電鉄が量産車として初めてVVVFインバータ制御を採用した車両で、独特の変調音とスタイリッシュなステンレスボディで人気を博しました。2025年から順次、大井町線での運用を終え、西武鉄道への譲渡が予定されています。今回は、その9000系をGREENMAXの精巧な模型を通して振り返ります。

東急9000系とは?VVVFインバータ制御を採用した革新的車両

東急9000系は1986年に登場し、古い車両の置き換えを目的に導入されました。特徴は以下の通りです。

  • ステンレス製の車体に赤い帯を巻いたデザイン
  • 東急の量産車で初めてVVVFインバータ制御を採用
  • 加速・減速時に独特の変調音が響く
  • 冷房装置の交換やスカートの取り付けなど、随時改造

登場時は東横線で8両編成で活躍しましたが、2009年には5050系の登場に伴い大井町線に転属しました。このとき5両編成に短縮され、パンタグラフはひし形からシングルアームに変更。行先表示機はフルカラーLEDとなり、帯はグラデーション仕様になりました。

2025年から後継車両6020系に置き換えられ、東急線での運行は終了に向かいますが、西武鉄道で第2の活躍が予定されています。

GREENMAXの模型ラインナップ

品番品名価格メーカー
31991東急電鉄9000系(3次車・大井町線・9013編成)5両編成セット¥36,520GREENMAX
31992東急電鉄9000系(3次車・東横線・9010編成)8両編成セット¥43,780GREENMAX

模型で細部をチェック!リアルな再現度

それでは模型を見ていきますが現在、手元にあるのは以前に発売された大井町線仕様の9000系なのでこの模型を見ながら進めていきます。

クハ9000(大井町・渋谷方の先頭車)

前面にはグラデーション帯が施され、大井町線仕様を再現。この模型はスカート未装備の姿ですが、今回の製品はスカートが装備されていて前面方向幕も点灯するリアルな仕上がりです。

デハ9200・デハ9400(電動車)

パンタグラフ付きの電動車で、東横線はひし形、大井町線はシングルアームを装備。模型では床下機器も細かく再現されています。

デハ9600(電動車)

同じくパンタグラフ付きの電動車ですが、床下機器の配置が一部異なるのが特徴。模型は同一仕様になっていますが、実車に合わせたい場合は一部の機器を削ると良いでしょう。

デハ9600

クハ9100(二子玉川・元町中華街方の先頭車)

今回の製品は床下機器は実車に合わせて作り分けられています。

クハ9100

この模型は2次車がモデルになっているので側面赤帯部分が出っ張っていますが今回の車両は3次車なのでこの部分は段差がなくすっきりしています。

東急9000系 赤帯の段差

屋根上の冷房装置は東横線時代に一部、載せ替えられていますが各車両でばらばらになっています。大井町線に来てからも追加で載せ替えがあったようでこの模型も現在の冷房の配置は異なるようです。車外スピーカーはモールドになっています。

東急9000系 ばらばらの冷房装置

編成

東急9000系 編成表

オプションパーツでさらにリアルに

模型をさらにリアルにするためには室内灯やカプラーの取り付けがおすすめです。

品番品名価格メーカー
8461室内照明ユニット(狭幅・白色)(2本入り)¥2,046GREENMAX
8462室内照明ユニット(狭幅・白色)(4本入り)¥4,092GREENMAX
8463室内照明ユニット(狭幅・白色)(10本入り)¥8,800GREENMAX

また、TOMIX製の室内灯(0733・0737)も取り付け可能です。

またこの車両にはTOMIX製のボディマウントTNカプラーも取り付けることができます。対応製品は0336です。連結部がスマートになり、リアルな編成が楽しめます。取り付けは以下のリンクをご覧ください。

まとめ

GREENMAX 東急9000系

東急9000系は東横線と大井町線で活躍し、時代とともに進化しました。模型も時代を追うごとに進化し、現在はライトや細部までリアルに再現されています。

東急線での運行は終了しますが、西武鉄道で新たな役割を担います。模型はその時代の姿を手元に残せる貴重なアイテムです。ぜひ、GREENMAX製の東急9000系をコレクションに加えてみてください。

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