
当ブログで初めて新幹線の鉄道模型レビューをお届けします。今回はN700系8000番台です。
九州新幹線鹿児島ルートの全線開業時に登場したこの形式は、現在も山陽新幹線との直通運転で活躍しています。東海道・山陽新幹線のN700系をベースとしつつ、九州新幹線の事情に合わせた仕様の違いも見られる車両です。
今回はTOMIXのN700系8000番台を通して、その特徴や模型の魅力を見ていきたいと思います。
N700系8000番台とは

N700系8000番台は、2011年の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に合わせて登場した新幹線車両です。山陽新幹線と九州新幹線を直通する「みずほ」「さくら」を中心に活躍しています。
この車両は東海道・山陽新幹線で活躍するN700系をベースとしつつ、九州新幹線の運用条件に合わせて設計されたのが特徴です。最大35‰の急勾配が存在する九州新幹線に対応するため、8両すべてが電動車の全電動車編成となっています。
編成は8両で、6号車には半室グリーン車が設けられています。最高速度は山陽新幹線区間で300km/h、九州新幹線区間では260km/hとなっています。
なお山陽・九州新幹線用のN700系には、JR西日本所属の7000番台(S編成)とJR九州所属の8000番台(R編成)が存在します。基本的な仕様やカラーリングは共通ですが、側面のJRロゴが西日本車は青、九州車は赤で描かれている点が見分けるポイントです。
製品ラインナップ
| 品番 | 品名 | 価格 |
| 98518 | JR N700-8000系山陽・九州新幹線基本セット | ¥13,860 |
| 98519 | JR N700-8000系山陽・九州新幹線増結セット | ¥11,550 |
現在発売されている製品は、モーターなど一部仕様変更が行われ2023年に再登場したモデルとなります。
製品は基本セットと増結セットが用意されており、組み合わせることで実車と同じ8両編成を再現することができます。
過去には限定品としてN700系7000番台やラッピング車両なども発売されていましたが、これらは現在では入手が難しい製品となっています。
ディテールをチェック
それでは各部のディテールを見ていきます。
なお、今回の車両には光沢感を再現するためクリア塗装を施していますのでご了承ください。

1号車の781-8000です。
鹿児島中央寄りの先頭車です。先頭形状はシャープに再現されており、N700系らしいフォルムがしっかり表現されています。車体の青磁をイメージした白藍色とラインカラーの印刷も美しく仕上がっています。

ヘッドライト・テールライトです。きれいに点灯しています。


運転台脇や中間車のロゴは、進行方向に対して正しく見えるよう配置されており、左右でデザインが反転しているのも特徴です。
側面方向幕は製品に付属しないため、今回はペンギンモデル製のステッカーを貼り付けています(後ほどオプションパーツで紹介します)。号車表記や禁煙マークは印刷済み。車番も基本セット(1・2・3・8号車)に含まれる車両は印刷済みです。JRマークはJR九州のコーポレートカラーの赤色で再現されています(7000番台は青)。


2号車の788-8000です。
パンタグラフが装着されています。新幹線のパンタグラフやカバーは独特の形状をしていますがとてもシンプルなデザインです。

3号車の786-8000です。


4号車の787-8000です。
増結セットに含まれる車両(4・5・6・7号車)なので車番は付属の転写シートで張り付ける必要があります(この模型は貼り付け済み)。また、基本セットの車番を変更したい場合もこの転写シートを利用します。
この車両は屋根上にケーブルヘッドが装着されています。

5号車の787-8500です。
4号車と連結する側の屋根にテーブルヘッドが装着されています。

6号車の766-8000です。
グリーン車と普通車が混在するため窓配置が独特となっています。

7号車の788-8700です。
車椅子対応設備・多目的室などを備えるため座席が少なく、窓も少なくなっています。
パンタグラフが設置されています。

8号車の782-8000です。
新大阪寄りの先頭車になります。


TOMIXの新幹線は可動幌を採用しており、連結時の一体感が高いのが特徴です。その一方で連結面の細かい表現は省略されているため、好みが分かれる部分です。
連結器はフック・U字型通電カプラーを採用しており、連結することで電気的に接続されます。編成全体で集電する構造のため走行が安定し、特に室内灯のちらつきを抑える効果が期待できます。

座席はすべて別パーツで再現されています。1~3号車は2+3列、4~8号車は2+2列、6号車は一部グリーン車となっており、それぞれで座席の色が作り分けられているのもポイントです。
オプションパーツ

この車両はTOMIXの室内灯に対応しています。取り付けることで、夜の走行シーンをよりリアルに楽しむことができます。座席は別パーツで色分けされているため、車内をのぞいたときの雰囲気もより引き立ちます。取り付けは以下のリンクを参照ください。
純正品以外では、ポポンデッタ製の室内灯もおすすめです。取り付けが比較的簡単で、安定した点灯状態を保つことができます。取り付けやこの室内灯の特徴などは以下のリンクを参照ください。

ディテールの項目でも紹介しましたが、側面表示機にはペンギンモデルのステッカーを使用しています。表示機自体が大きく目立つため、ステッカーを貼り付けることで見た目の印象が大きく向上し、より実感的な仕上がりになります。
九州・山陽新幹線で並走する車両



山陽新幹線区間では、東海道新幹線から直通してくる車両との並走が見られます。これまでに300系(2012年3月引退)や700系(2020年2月引退)、N700系・N700A・N700Sといった歴代の主力車両と共演してきました。



また山陽新幹線内で運用される車両とも並走しており、短編成化された100系(2012年3月引退)や500系、700系レールスターと並ぶ姿も見られました。

さらに、N700系7000番台の量産先行車が2008年10月に登場したことで、ごく短期間ではありますが0系新幹線との並走も実現しています(0系は2008年12月引退)。

九州新幹線区間では、800系との並走を見ることができます。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
N700系をベースとしながらも、東海道・山陽新幹線とは異なる九州新幹線仕様の特徴がしっかりと再現された製品です。
美しい車体の色合いやロゴ表現、編成で揃えた際の一体感など、完成度の高さが感じられます。
また、TOMIXの新幹線シリーズに共通する通電カプラーにより、安定した走行性能や灯具類のちらつきの少なさも魅力です。
九州新幹線に興味のある方はもちろん、これから新幹線模型を楽しんでみたい方にもおすすめできる製品です。
また、近年は山陽新幹線の500系や700系レールスターの再生産も行われており、並走シーンの再現も楽しめます。山陽新幹線の車両を集めている方も、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

