鉄道模型をよりリアルに、そして楽しくするアイテムのひとつが「室内灯」です。前回の記事では、ポポンデッタの室内灯をKATO製車両に取り付け、その性能や取り付けやすさをレビューしました。今回はその続編として、TOMIXの車両にポポンデッタの室内灯を取り付けてみましたので、その様子を詳しくご紹介します。

目次
ポポンデッタの室内灯ラインナップ
ポポンデッタからはTOMIX対応の室内灯が複数種類販売されています。対応製品の例は以下の通りです。
品番 | 品名 | 価格 | メーカー |
1500 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付)青白色Aタイプ | ¥890 | ポポンデッタ |
1504 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付)青白色Aタイプ 7本入 | ¥5,900 | ポポンデッタ |
1524 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付) 白色 Aタイプ 1本入り | ¥890 | ポポンデッタ |
1525 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付) 白色 Aタイプ 7本入り | ¥5,900 | ポポンデッタ |
1508 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付)黄白色Aタイプ | ¥890 | ポポンデッタ |
1512 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付)黄白色Aタイプ 7本入 | ¥5,900 | ポポンデッタ |
1516 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付)電球色Aタイプ | ¥890 | ポポンデッタ |
1520 | LED室内灯(エネルギーチャージャー付)電球色Aタイプ 7本入 | ¥5,900 | ポポンデッタ |
上記はライトの色味や入り数に応じたバリエーションとなっており、今回はこの中から「1524 白色タイプ」を使用します。
ポポンデッタ製室内灯の構造と特徴

ポポンデッタの室内灯には以下の部品が含まれています。
・室内灯ユニット(基板)
・スプリング2本
・アダプタ
ポポンデッタ製の室内灯は、KATO用と同様にチップLEDが長い基板に均等に配置されているのが特徴です。また、中央よりやや右に設けられたコンデンサによって、ちらつきを抑える効果も期待できます。
TOMIX車両への室内灯取り付け手順
今回の取り付けに使用したのは、TOMIXの205系京浜東北線仕様の車両です。
1.スプリングの取り付け

室内灯ユニットの右側にある2つの突起にスプリングを軽くねじ込むようにして取り付けます。
2.床板への設置


スプリングが床板の接点部分に合うように配置し、反対側にはアダプタを取り付けます。アダプタは床板の室内灯サポート部分にしっかりとはめ込みましょう。
3.長さの調整

基板が長すぎる場合、両端のLEDがついていない斜線部分をニッパーなどでカットして調整します。LEDがある部分を切らないよう注意してください。
4.点灯チェック

再度取り付けたら、通電して点灯するか確認します。問題なければボディを戻して完成です。
性能をチェック
TOMIX純正との比較、明るさや色味はどう違う?


TOMIX純正の室内灯と比較すると、ポポンデッタの白色タイプはやや色味が異なります。TOMIX製は若干黄色がかって見える一方、ポポンデッタ製は白色の中に自然な暖かさを感じさせる光です。これは好みが分かれるところですが、どちらも実車に近い雰囲気を楽しめる点では共通しています。
また、TOMIXの室内灯はプリズムで光を拡散する仕組みのため、明るさにむらが出やすい傾向があります。それに対し、ポポンデッタのものはチップLEDを多数配置しているので、車内全体を均一に照らすことができます。
明るさ調整スイッチとちらつき防止の効果


ポポンデッタの室内灯には、明るさを調整できるスイッチが搭載されています。最大に設定すると、非常に明るくなり車内が鮮やかに照らされます。ただし、走行中の見栄えや他の照明とのバランスを考慮して、お好みの明るさに調整すると良いでしょう。
また、基板上にコンデンサが搭載されているため、ちらつきが起きにくいのも大きなポイントです。実際に走行中の点灯状態を確認してみると、安定した光が保たれており、ストレスなく走行を楽しめます。
他車両との比較と今後の展望

最後に、KATO製の東武8000系(前回の記事で使用)と並べて点灯の様子を比較してみました。どちらも均一に光り、非常にリアルな雰囲気を演出してくれます。車両メーカーに関わらず高品質な仕上がりになる点は、ポポンデッタ製室内灯の大きな魅力と言えるでしょう。
まとめ ポポンデッタの室内灯はTOMIX車両でも高性能
今回TOMIXの車両にポポンデッタ製室内灯を取り付けてみて、その高性能ぶりに改めて感心しました。KATO車両への取り付けに続き、TOMIX車両でも簡単に取り付けができ、明るく安定した点灯が得られる点はとても魅力的です。
多少価格は高めではありますが、その分の満足感は大きく、鉄道模型をよりリアルに楽しみたい方にぜひおすすめしたいアイテムです。
今後は他のカラーの室内灯も入手次第、レビュー記事を執筆予定です。TOMIX以外のメーカーの車両への取り付け例なども今後紹介していきますので、どうぞご期待ください。
関連事項
TOMIX純正室内灯の取り付け方は以下のリンクを参照ください。