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ポポンデッタの室内灯をKATO車両に取り付けてみた 実力や取り付けやすさを徹底レビュー

鉄道模型をさらにリアルに楽しみたい方にとって「室内灯」は欠かせないアイテムです。今回は、ポポンデッタが発売している室内灯をKATO製の車両に取り付けてみたので、その使用感や取り付け方法、機能面について詳しくレビューします。KATO純正の室内灯と比較しながら、ポポンデッタ製の魅力にも迫っていきます。

ポポンデッタってどんなメーカー?

まずは、ポポンデッタというメーカーについて簡単にご紹介します。ポポンデッタは、鉄道模型や鉄道グッズの販売を行うほか、ショッピングモール内などでレンタルレイアウトを併設した店舗を展開しています。近年では廃業した河合商会の製品を引き継ぎ、自社製の鉄道模型やアクセサリーパーツの製造・販売にも力を入れています。

その中でも注目されているのが「室内灯」。ポポンデッタ製の室内灯は、自社製品だけでなく、KATOやTOMIX、GREENMAXといった他社製品にも取り付け可能なラインナップとなっており、幅広い鉄道模型ファンから支持を集めています。

KATO製品に対応したラインナップ

KATO車両に対応するポポンデッタ製の室内灯には以下の製品があります。

品番品名価格メーカー
1502LED室内灯(エネルギーチャージャー付)青白色Cタイプ¥850ポポンデッタ
1506LED室内灯(エネルギーチャージャー付)青白色Cタイプ 7本入¥5,600ポポンデッタ
1528LED室内灯(エネルギーチャージャー付) 白色 Cタイプ 1本入り¥850ポポンデッタ
1529LED室内灯(エネルギーチャージャー付) 白色 Cタイプ 7本入り¥5,600ポポンデッタ
1510LED室内灯(エネルギーチャージャー付)黄白色Cタイプ¥850ポポンデッタ
1514LED室内灯(エネルギーチャージャー付)黄白色Cタイプ 7本入¥5,600ポポンデッタ
1518LED室内灯(エネルギーチャージャー付)電球色Cタイプ¥850ポポンデッタ
1522LED室内灯(エネルギーチャージャー付)電球色Cタイプ 7本入¥5,600ポポンデッタ

上記はライトの色味や入り数に応じたバリエーションとなっており、今回はこの中から「1528 白色タイプ」を使用します。

ポポンデッタ製室内灯の構造と特徴

ポポンデッタ製の室内灯は、LEDチップを長い基盤上に均等に配置し、直接照らす方式を採用しています。KATO純正の室内灯が一箇所の光源から照明板を通して拡散するのに対し、より均一で自然な光を再現しやすいのが特徴です。

さらに注目すべきは、集電部に近い部分に搭載された複数のコンデンサです。これにより、走行中の電圧変動によるちらつきが大幅に軽減され、安定した光を保つことができます。

KATO車両への取り付け手順

今回は、KATO製の東武8000系に取り付けていきます。

1.集電シューの取り付け

床板の所定位置にポポンデッタの集電シューを差し込みます。形状はKATO純正と似ており、スムーズに取り付けができます。

2.室内灯ユニットの差し込み

集電シューに接続する形で、室内灯ユニットを差し込みます。基盤が長すぎる場合は、チップLEDが配置されていない斜線部をカットします。カット位置を誤ると点灯しなくなるため、注意が必要です。

3.微調整と固定

基盤が多少反っていることがありますが、ボディをかぶせれば問題ない程度であればそのままでOKです。どうしても気になる場合は、集電部のL字部分をわずかに曲げて調整します。ただし、力を入れすぎると破損するので慎重に作業しましょう。

4.ボディを戻して点灯確認

ボディをかぶせ、点灯確認を行います。LEDが全体的に均一に光るか、ちらつきがないかをチェックします。

性能をチェック

明るさや光色の違いを比較

ポポンデッタの白色タイプは、KATOの純正白色と比べるとやや暖色寄りに見えるかもしれません。これは青白さが抑えられている分、落ち着いた印象を与えてくれます。

また、ポポンデッタの室内灯はスイッチで明るさの切り替えが可能です。明るさを最大にするとかなり光量が増します。夜景レイアウトなどには効果的ですが、場合によっては明るすぎると感じることもあるかもしれません。

コンデンサの効果によるちらつき軽減

走行中に発生しがちなLEDのちらつきも、ポポンデッタ製ならしっかり対策されています。コンデンサが蓄電してくれるため、通電が途切れてもすぐには消えず、一定時間ほのかに光り続けます。この効果は動画や実物を見て初めて実感できる部分かもしれません。

まとめ ポポンデッタの室内灯は高機能でおすすめ!

ポポンデッタの室内灯は、KATO純正に比べて取り付けがしやすく、均一な照明、ちらつきの少ない安定した点灯が魅力です。定価は若干高めですが、その分の価値はあると感じます。

初心者の方にもおすすめで、いろんなメーカーの車両に対応できるのもポイントです。今回の記事ではKATO車両を例に取り付けを紹介しましたが、TOMIXやGREENMAXなど他のメーカー製品にも対応するタイプもラインナップされています。今後の記事で、それら他社製品への取り付け例も紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに!

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