スターターセットの実力（KATO）

鉄道模型を始めたいけど何を用意したらよいかわからない、あるいは子供や孫に鉄道模型をプレゼントしたい、そんな方にお勧めなのがスターターセット。今回はKATOのスターターセットについて解説したいと思います。

スターターセットとは

スターターセットは鉄道模型に必要なものがセットになった製品です。これがあれば鉄道模型を走らせて遊ぶことができます。スターターセットの車両は最新の新幹線や特急電車、山手線などの人気路線から各地域の代表的な路線、その時の新製品などが設定されています。また一部には最初から複線運転ができるようなセットもあります。

ラインナップ

スターターセットの中身

スターターセットには以下のものが入ってます。

まずは車両、これは基本セット分が入っています。だいたい3両から４両編成ぐらいです。別売りの各車両の増結セットを追加すれば実車通りの編成にできるようになっています。

次に線路、小判型のエンドレスレイアウトが作れる分のレールが入っています。

さらにコントローラー、シンプルなコントローラーが入っています。(写真はイメージです。実際に同梱しているものとは異なります)

あとは線路とコントローラーをつなぐフィーダーや車両を線路に乗せるために使うリレーラー、説明書とレイアウトプランガイドが付属しています。

ちょっと特殊なスターターセットとして10-005（E5系<はやぶさ>/E6系<こまち> 複線スターターセット）と10-021（スターターセット アルプスの氷河特急<グレッシャー・オン・ツアー>）が設定されています。10-005はいきなり複線運転ができるようにレールが複線プレートになっているほか車両が2種とコントローラーが2個、さらには架線柱も付属している豪華セットになっています。この2種の車両は併結運転もできるはやぶさとこまち、いろいろな遊び方ができます。10-021はコンパクトなレイアウトが組めるよう半径の小さいレールが付属しています。

スターターセットのメリット

何よりもスターターセットのみで鉄道模型を運転できることです。必要なものがすべて入っているので何もないところから鉄道模型を始める人にはぴったりです。

次にあげられるのは拡張性です。車両は増結セットを追加することで実車通りの編成にできます。レールに関してもレイアウトプランガイドやホームページを参照してレールセットを追加購入すれば複線化や高架など、簡単にレイアウトを広げることができます。もちろん単品でレールを増やして思うがままにレイアウトを広げることも可能です。

スターターセットのデメリット

スターターセットは設定された車両のセットしかありません。ただ、これは車両の入っていないマスターセットというのがあり、これとお気に入りの車両で鉄道模型を始めることができます。マスターセットはまた別の機会に紹介したいと思います。

付属のコントローラーはシンプルなものが付属しています。これは走らせたりポイントを操作するスイッチを取り付けたりできるのですが室内灯を常時点灯させることができません。ワンランク上のコントローラーには常点灯用のつまみがあり停車中にも点灯させることができます。もし室内灯の組み込みを最初から考えている場合は少し考えたほうが良いです。コントローラーに関しても別の機会に解説したいと思います。

スターターセットのレールは単線のレールです。さらにレールを追加すれば複線にすることも可能ですが複線化に関して言えば複線プレートがとても便利でよいです。複線のレールをワンタッチでつなげるので特に出し入れをするお座敷レイアウトではいっぺんに複線を引けるので大変に便利です。複線プレートのお話もやはり別の機会に改めて…。

まとめ

いかがでしたでしょうか？スターターセットがあれば鉄道模型を始めることができます。興味があれば鉄道模型を始めてみましょう！

関連項目